ジョジョ

友人に連れられてジョジョバーに行ってきた。横浜にある「The World」というお店。

店内はいたって普通のカウンターバーなのだけれど、カクテルメニューが全部ジョジョ

波紋疾走/シーザーァァァァァァ!!/無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!/マンモーニ/黄金の精神等、以上全部カクテルの名前。

私と知人のロリコンと知人のSEと3人で行った。

私は「グレイトフル・デッド」(プロシュートの兄貴)を、ロリコンは「ザ・ワールド」(ディオ)を、SEは「マジシャン・レッド」(モハメド・アブドゥル)を頼んだ。なんかそれっぽいの出てきた。「マジシャン・レッド」は実際に燃えていた。火が消えた後にグラスを持ってみるとやたら熱かった。そしてすごく強いカクテルだった。一口飲んでSEがしかめっ面をするとマスターが、「すいませんね、マジシャン・レッドはうちで一番強いカクテルにしてるんですよ」と言った。「なんでマジシャン・レッドが一番強いんですか?アブドゥルの男らしい死に様へのオマージュですか」とロリコンが聞いた。「いえ、私ジョジョのゲームでアブドゥル使いなんですけど、ハメ技で一番強いのはアブドゥルだと思ってるんですよね」と答えた。ぜんぜん答えになっていなかったが面白かったのでよしとした。そのあとマジシャン・レッドは割ってもらって飲みやすくした。
2杯目は適当にオーダーすることになった。
ロリコンは、「吉良吉影は静かに暮らしたいという、平穏を望みながら一方で連続殺人を犯すという、平穏を維持するために殺人を繰り返すという一見矛盾した世界観を表現したカクテルをお願いします」とオーダーした。
SEは、「第4部で老いたジョースターが透明な赤ちゃんを見つけるため、己の腕をカミソリの刃で切って血に染めながら水の中を探した、ジョースターの血統に備わる黄金の精神、そんなカクテルをお願いします」とオーダーした。
私は、「第5部でアバッキオ汚職警官となった過去を回想する際にナレーションで出てくる『兵隊は何も考えない』というフレーズ、その没個性ながらも強い信念を感じさせる言葉のようなカクテルをお願いします」とオーダーした。
マスターは少し考えた後、「30分ください」と言った。
30分後、やはりそれっぽいのが出てきたので我々はとても満足した。

横浜東口「The World」。希望者あれば同伴しましょう。