流しの下の骨

流しのしたの骨 (新潮文庫)

流しのしたの骨 (新潮文庫)


傑作。だと思う。気負うことなくリラックスして読むことができます。単純に娯楽と割り切って読んでも十分エンターテインメントとして成り立つように思えます。作品世界が大変心地よく、普段堅い純文学に親しんでいる人でも辟易させられることなく、読みすすめられると思います。
各々が別のベクトルを向いていて、でもその緩やかな結合を失わずにいる家族の話です。
これ以上は蛇足だと思うのでレビューをこのぐらいで。